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#2041 ようやく見頃に
イロハモミジの仲間内でも、今年は意見が分かれたのか、
カレンダー通りに色づいて、すでに葉が落ちて丸裸の木もあれば、
暖かいのでのんびりして、いま見頃を迎えたものもあります。
結果的には、いつもよりも長く紅葉を楽しめて、
我が家の近くでは、ようやくピークを迎えました。
初詣の時でも、まだ十分に綺麗そうです。
地球の温暖化が進みつつあるので、当然なのかもしれませんが、
定点観測のように、同じ場所で撮影を続けていると、
これまでとは季節感が異なることを、肌で感じられます。

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#2042 年末の珍客
洗濯物を干そうとして、ベランダの戸を開けたら、
糸くずみたいなものが、ふわふわと飛んで来ます。
よく見ると、ホソミイトトンボです。
成虫で越冬をして、暖かい日には姿を見せることもありますが、
最近はそれほど気温が高くはないので、お目にかかれるとは意外です。
このところの晴天続きで、太陽に誘われたのかもしれません。
さすがに寒いのか、動きが緩慢です。
とりあえず、シダの葉でお休みいただきました。

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#2043 あまりに変化が大きくて
そこそこの長い年月、近所の公園を徘徊していますが、
地球規模での気候の変動や、人為的な営みにより、
この10年ほどは、生態系の変化が大きいようです。
以前に撮影をしたものでも、いまは姿が見えない生き物がいる一方で、
温暖化で棲息域が広がり、初めてお目にかかる種類もいます。
写真を撮る立場からすれば、少しずつ変わるのは歓迎しますが、
最近の変貌ぶりは、あまりにも急激なので、
来年はどのような景色になるのか、やや心配です。

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#2044 いつまで続くか
年末年始、延々と晴れています。
ここまで長く続くのは、自分の中では記憶にありません。
我が家の近所のアメダスによると、昨年12月の降水量は、
なんと0mmで、ひと月まるまる雨が降りませんでした。
このあたりは砂漠ではないので、これは記録的なことです。
正月の縁起物のマンリョウは、乾いた土でも育ちます。
たくさんの赤い実がつきますが、下に垂れるために、
上に伸びるセンリョウのほうが、より人気があるようです。

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#2045 今年も寂しくて
今シーズンも、池を訪れるカモはあまりいなくて、
そもそも、ここで冬を越す鳥が少ないようです。
近年は暖冬傾向なので、それほど南下をせずに、
途中の手頃なところで、腰を落ち着けているのかもしれません。
ジョウビタキは、律儀に姿を見せてくれたものの、
いつの間にやら、どこかに消えてしまいました。
このあたりは、暮らしやすくはないのか、
以前から、それほど野鳥が集まる場所ではありませんが、
閑散としていると、やはり寂しいものです。

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#2046 これからが冬本番
1月5日は二十四節気のひとつ、小寒の初日です。
寒の入りとも呼ばれて、ここから冬の本番を迎えますが、
まさにその日の朝に、今シーズンの最も低い気温を記録しました。
暦の上では大寒まで、さらに厳しさを増しますが、
夏の酷暑は我慢をしたので、もう寒いのはなんとかして欲しいものです。
猫は自前の毛皮があるので、暖かそうですが、
考えてみればハダカなので、さすがに氷点下は辛いかもしれません。
暖かな日射しを浴びて、魂が抜けたような顔をしていました。

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#2047 ひさしぶりの雨
ようやくのこと、雨が降りました。
昨年の11月27日以来なので、実に40日ぶりです。
なんとなく嬉しくなり、傘を片手にいそいそと出かけます。
川の真ん中を歩いているのは、コサギです。
いつものように、脚でがさがさと水の中をかき回して、
出てきた小魚を、ぱくぱくと食べていました。
雨滴がよくわかるように、逆光気味のポジションを選びます。
曇り空と橋の影が、水面にコントラストを描いていました。

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#2048 むずかしい花
カンツバキは背丈が低いので、生け垣などによく使われます。
サザンカとヤブツバキの間の、交雑種とされているものの、
異論もあり、まだ定かではないようです。
特徴としては、両方の性質を持ち合わせて、
年末から年始という、両者の中間の時期に咲き、
花はツバキに似て、花びらはひとつずつ散ります。
自分の眼では、立体的で美しく見えますが、
それを写真で表現をするのは、なかなか難儀なことです。

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#2049 不思議な鳥
食べ物を探すために、バンはよく歩くのに対して、
オオバンは、水面にいる時間のほうが長いです。
カモ類によく見られる、立派な水かきはないものの、
簡易な類似品が指についていて、弁足と呼ばれています。
そのメタリックな脚は、鎧帷子のようです。
嘴と一体化をした白い部分は、額板というものです。
そこで頭突きをするわけではなくて、用途がよくわかりませんが、
若い頃はちいさくて、成長とともに大きくなるため、
ライオンのたてがみ的な、シンボルなのではないかと思います。

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#2050 売れ残り
我が家の近くの柿は、今シーズンは売れ行きが悪くて、
鳥が訪れる姿を、まるで見かけません。
最後は完熟になり、地面に落ちてしまうのを見ると、
拾い集めて、生活の足しにしたいくらいです。
少し離れた場所の木は、完売をしていたので、
近所のものだけが、何か問題があるような気もします。
留鳥であるはずの、ヒヨドリやシジュウカラが、
今年は数が少ないのも、要因のひとつかもしれません。

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