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#2211 晩秋の雲
一気に冷え込まずに、平年並みの気温が続いて、
いまのところ、まだ晩秋という感じがします。
寒がりの自分には、まずまず喜ばしいことです。
空を眺めるのが、秋の愉しみのひとつなのですが、
夏から冬への移行が早まるにつれて、その期間が短くなり、
素敵な雲を見る機会が、この数年は少ない気がします。
気象庁の四季の区分けでは、11月までが秋です。
12月からは、もう冬になります。

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#2212 落ちそうですが
色づいたイロハモミジの下にいるのは、ゴイサギの幼鳥です。
あたりを泳ぐカルガモたちを、まるで気にすることもなく、
落ち葉の隙間から、一心不乱に魚を探しています。
静かに水面を見つめながら、ついに狙いを定めましたが、
あまりに前のめりで、落ちるのではないかとはらはらします。
かなり苦労をして、ようやく捕まえた獲物は、
かけた時間に見合わない、わずか3センチほどのクチボソです。
それでも、なんとなくご満悦のようでした。

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#2213 色彩のハーモニー
この1週間ほど、とりたてて寒いわけではありませんが、
遅れ気味の紅葉が、一気に進んでいるようです。
我が家の近くの雑木林は、秋の装いが始まると、
さまざまな色が混じり合い、美しい光景を描き出しますが、
この2年ほどは、やや木々のタイミングがずれている感じです。
もしかすると、気象の変化の影響があるのかもしれません。
それでも、みなさんそれなりに頑張り、
今年もまた、綺麗なハーモニーを見せてくれました。

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#2214 寒気到来
穏やかな陽気が続いて、のほほんと暮らしていたものの、
12月になるとすぐに、今シーズン最初の強い寒気が訪れました。
我が家のあたりでは、明け方の最低気温は氷点下です。
体の動きや思考回路が鈍くなり、冬眠をしたくなります。
自前のファーで覆われているカワセミは、寒さも気にならないようで、
いつものように飛び回り、水中へのダイブを繰り返しています。
このあたりにいる鳥たちは、それほど人間を怖がらずに、
近くに来てくれることもあるので、撮影がしやすくて嬉しいです。
イロハモミジの紅葉を、前景で大きくぼかしました。

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#2215 二重構造の花
秋が深まると、ツワブキが咲き始めます。
それほど綺麗な円形ではなくて、やや歪んでいるものが多いです。
花びらのように見えるのは、それぞれが独立をした舌状花というもので、
虫を呼び寄せるための、看板の役割も果たしています。
真ん中の部分はたくさんの筒状花の集合体なので、いわば二重構造です。
受粉を助けてくれる生き物があまりいない冬に、あえて花をつけるのは、
季節外れの観光地で、ほとんどが休業をしている時に店を開けば、
数は少なくても、お客さんを総取りできるという考え方かもしれません。

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#2216 まるまるしてる
いつものように、10月上旬にキンクロハジロが姿を見せました。
いまでは総勢50羽ほどで、昨年並みの数はいると思いますが、
今年も他の種類はほとんどいなくて、やや寂しいです。
機嫌がよいと、すぐ近くにまで来てくれるので、
ぷかーと浮いている子を、できるだけ真上から写してみました。
私はこんなにおでぶではありません、と怒られそうです。
越冬のために訪れる水鳥が少ないのは、残念なことですが、
1羽ずつを撮影するのであれば、そのほうが楽かもしれません。

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#2217 実はつきましたが
マユミの木に、今年もそこそこの数の実がつきました。
果皮が割れて、艶やかな種子が見えますが、
気のせいか、いつもの年に比べて小粒なようです。
もしかすると、高温や水不足の影響かもしれません。
12月に入るなり、昨年よりも10日も早く氷点下を記録して、
それが3日も続いてしまい、これから先が思いやられます。
徐々に体を慣らしながら、冬へと向かうのではなくて、
いきなり寒いところに放り込まれては、体調が追いつきません。
師走になるまで、異常気象に振り回された一年です。

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#2218 水面の轍
一年のうちで、最も散歩をするのが楽しい時期かもしれません。
歩くたびに足元から、かさかさと乾いた音がして、
目だけではなくて耳からも、季節の変化を感じます。
カルガモが水面を移動した跡が、轍のようです。
落ち葉をかき分けながら、喜んで泳いでいたのかもしれません。
暑い暑いと叫んでいるうちに、あれよあれよという間に年末です。
よかれ悪しかれ、いろいろと極端な年でした。
来年はどのような異常気象が起きるのか、戦々恐々としています。

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