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#2001 祝花
近所の四季を撮影して、2001回目を迎えます。
掲載を始めてから11年半、さしたる変化もなく続けてきました。
これからも、同じペースで更新をするつもりです。
一応はお祝いなので、花の写真にすることにして、
いろいろと考えた結果、このカットを選んでみました。
綺麗に咲いたヒマワリは、もちろん美しいのですが、
枯れていく姿も、素敵かもしれません。
一輪一輪、萎れ方が異なるところが魅力で、
なんとなく、人間にも通じるような気がします。

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#2002 サギとカメ
この夏の落雷で折れた、公園のメタセコイアですが、
岸辺に倒れた幹や枝は、すでに撤去をされたものの、
池に落ちた部分は、まだそのままに残されています。
鳥たちからすれば、丁度よい休憩場所かもしれません。
アオサギとミシシッピアカミミガメが、日光浴をしています。
鳥類と爬虫類なので、会話はできないはずですが、
このひとは相変わらず背が高いなと、カメは思い、
柔らかいところを狙えばいけるかもと、サギは考えながら、
お互いのことを、まじまじと見ているのかもしれません。

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#2003 あな恐ろしや
マコモの葉の先に、ハラビロカマキリがいます。
もしかしてと思いながら見ていると、やはり池に飛び込みました。
一旦は我に返り、なんとか泳いで杭にたどり着いたものの、
しばらくすると、また取り憑かれたように歩き出して、
今度は頭から水に入り、もう戻ることはありません。
ハリガネムシが体内に入り込んだカマキリは、自分の意思とは関係なく、
水面に反射する光に導かれて、入水自殺をさせられます。
寄生をしたほうは、そこで宿主から出て水中で生殖活動を行い、
された側は、あとは死ぬしかないのです。

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#2004 いま出てきても
この写真だと、どこにいるのかすぐにわかるのですが、
アカボシゴマダラの蛹は、自然によく溶け込んで、
普通に歩いていると、なかなか見つかりません。
葉のギザギザまで、見事に表現をしています。
10月に蛹化をした蝶は、ほぼそのまま越冬をするのですが、
この種類は、20数年前に人為的に日本に連れて来られたので、
たぶんまだ冬の存在を理解していなくて、年内に羽化をします。
いまの時期に出てきても、食べるものが少なくて、
これからは寒くなるため、生きるのは厳しいに違いありません。

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#2005 外来種ですが
かつては、美しい花をつける植物は、
その出自に関係なく、公園に植えられていたようですが、
最近の傾向では、外来種は排除をするために、
キショウブやスイレンなどは、どんどん抜かれています。
キミガヨランは、2メートルを超えるほどに成長をします。
北米が原産地なので、本来は処分の対象のはずですが、
あまりに大きいためか、気づかれていないのか、
まだそのままの状態で、今年も綺麗に咲きました。
名前が名前だけに、手を着けにくいのかもしれません。

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#2006 移動中
ルリタテハの幼虫は、かなり派手な姿なので、
目立たないように、いつも葉の裏に隠れています。
頭からお尻まで、棘のようなもので覆われているものの、
刺さるわけではなくて、毒もありません。
それでも、外敵を防ぐバリアくらいにはなりそうです。
蝶に変化をしても残る、3対の胸脚のほかに、
歩くための腹脚と、アンカーの役割を果たす尾脚があります。
人間にもこのくらい足があると、便利かもしれません。

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#2007 秋に真夏日
10月も下旬になろうというのに、30℃を超えました。
東京の観測史上、最も遅い真夏日だそうです。
今年の夏は、40℃に迫るような日が続いたためか、
このくらいでは、それほど暑さを感じませんが、
秋にここまで気温が上がるのは、異常に違いありません。
カエデの紅葉は、かなり遅れるらしいですが、
動植物の中には、暦通りに進んでいるものもあります。
ハナミズキは、葉も実もきちんと色づきました。

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#2008 暑くて寒くて
10月だというのに、この日は30℃を超えて真夏日です。
ひさしぶりにTシャツで、散歩に出かけました。
その翌日は一転して、昼間でも19℃までしか上がらず、
長袖のシャツを着ていても、日陰にいると肌寒くて、
もう1枚、薄手のジャケットが欲しいくらいでした。
わずか一日で、気温が11℃も違うと、
人類でありながら、変温動物に近い自分は、
体調の管理ができなくて、なんとなくだるくなるのです。

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#2009 人気がある花
人間の目からすれば、冴えない感じがするものの、
蝶には大人気の、コセンダングサの花です。
アゲハチョウからシジミチョウまで、大きさを問わずに、
いろいろな種類が、数多く集まります。
ここから出る蜜は、かなり美味しいに違いありません。
この日は、ウラナミシジミを撮影しましたが、
2日後に再び訪れてみると、すべての草が刈り取られています。
最近は景気がよいのか、こまめに公園の手入れがされるので、
虫たちからすれば、暮らしにくい世の中かもしれません。

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#2010 誰もがご存じ
チャノキというと、あまり馴染みがない気がしますが、
いつも飲んでいる、あのお茶のことです。
常緑で樹高が低いため、生け垣などに使われて、
意識をしながら歩いていると、あちらこちらで見かけますが、
基本的に地味な木なので、存在感が薄いようです。
農家で栽培をする場合は、品質のよい葉を作るために、
蕾は摘んでしまうので、茶畑が花で覆われることはありませんが、
庭木として育てると、秋から冬にかけて咲きます。

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