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#2011 今年も北から
越冬をする水鳥が、ちらりほらりと姿を見せ始めています。
まだ数は少なくて、20羽いるかどうかという感じです。
しばらく前に、マガモも現れました。
これから冬にかけて、婚活のシーズンに入るので、
池を鏡にしながら、身だしなみのチェックをしているようです。
今年の春も、北に帰らずに居残るカモが数羽いましたが、
いつの間にか、どこかに消えたようです。
夏が暑すぎて、涼しい場所を探しに出たのかもしれません。

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#2012 まだ暖かいので
しばらく前まで、夏日だ真夏日だと騒いでいましたが、
このところ、ようやく季節が進んでいるようです。
最近は散歩をするのに、ジャケットを着て出かけることもあります。
意外とすぐに、厚手の上着が必要になるのかもしれません。
ムラサキシラホシカメムシが、エキナセアの花にいました。
5ミリくらいの大きさで、あまり目につきませんが、
座り込んで植物を間近で眺めていると、たまに見かけたりします。
成虫のままで冬を越すものの、今年はまだ暖かいので、
あともう少し、のんびりとできそうです。

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#2013 知名度が低い王様
撮影をしていると、なんという木ですかと質問を受けました。
モッコクは、知名度がそれほど高くはなくて、
初めて名前を聞く人のほうが、圧倒的に多いように思います。
樹形が美しい常緑樹で、育てる手間もかからないため、
庭木の王様と呼ばれていますが、たぶんそれも知られていません。
弾けた実は、ポップコーンのように見えます。
赤い種は鳥たちのご馳走で、この日はキジバトが来ていました。
頭上で食べているので、糞には要注意です。

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#2014 お手入れ中
オトコエシの葉に、オンブバッタがいます。
このあたりでは、褐色型はめずらしいかもしれません。
前脚でしごきながら、触角の手入れをしていました。
カメムシなどは、左右の脚を合わせてこすれますが、
顔が細長いバッタは、両脚を伸ばすと根元までは届きません。
しかし、片脚だけでも汚れを落とせるようです。
越冬はできないものの、この秋はかなり暖かいので、
もうしばらくは、元気な姿を見られそうです。

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#2015 野鳥なのですが
池のほとりにいると、若いカイツブリが泳いで来ました。
何か欲しそうな顔をして、こちらを見上げています。
手を出すと、水から上がり指先をつつこうとします。
このあたりで釣りをする人が、たまにお裾分けをしているようなので、
人間を見ると、食べ物が貰えると思うのかもしれません。
野鳥がこれでよいのだろうかと、考えてしまいますが、
あげるものがなくても、ぷかぷか浮きながら待ち続けて、
可愛く小首を傾げる姿を見ると、許してあげたくなるのです。

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#2016 ホトトギスの花
♯2006の時には、たくさんいたルリタテハの幼虫が、
数日後に見に行くと、なんと一匹もいません。
時間をかけて撮影をしたので、管理人さんに気づかれてしまい、
葉を食い荒らすために、退治されたのだと思います。
隠れて静かに暮らしていたイモムシたちには、大変申し訳ないです。
害虫が消えたこともあり、今年も無事に綺麗に咲いています。
立体的な花なので、そもそもが撮りにくいのと、
満開になると重なり合い、煩雑な感じがするため、
まだ蕾が多いところを選んで、図鑑のように写しました。

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#2017 これから冬なのに
11月7日は、二十四節気の立冬です。
暑い夏からそのまま、暖かな陽気が続いていたのが、
さすがにその日を境にして、一気に寒くなりました。
昔の暦というものは、よくできています。
羽化をして間もない、アカボシゴマダラがいました。
これから冬だというのに蝶になるのは、無理がありそうです。
夕方の気温はかなり低くて、もう動くことができません。
♯2004でも触れたように、比較的新しい外来種なので、
日本の四季の存在を、まだよく知らない気がします。

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#2018 ウナギのようで
ウナギに似ているので、よく間違われるタウナギは、
まるで別の種類で、遠い親戚ですらありません。
1900年頃に中国か朝鮮から、観賞用に持ち込まれたらしいのですが、
どのように眺めても、見て楽しむ魚ではないと思います。
海外では食材になる地域がある一方で、日本は食べる習慣がなくて、
いまは国内のあちらこちらで、自然に繁殖をするようになりました。
細長くて捉えやすいため、アオサギには格好のご馳走ですが、
50センチもある大物だと、呑み込むのにもひと苦労で、
食べた後のねばねば感が嫌なのか、嘴を草で拭いたりしています。

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#2019 カリン爆弾
ぶらぶら歩いていたら、目の前にカリンの実が落ちてきました。
人間の拳よりも大きくて、まるで石のように堅く、
木の高さは5メートルもあるので、もしも脳天を直撃していたら、
あたひはだれですくわぁ、ということになりかねません。
傷がない綺麗なものをひとつ、傾いた切り株に置いてみたら、
マジシャンでもないのに、一発で立ちました。
ファインダーを覗きながら、構図を決めている最中にも、
ドスンドスンと、落下をする音が聞こえて、
そのたびに、カメラを持つ手がぴくりとしてしまいます。

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#2020 晩秋のイトトンボ
オオアオイトトンボは寒さに強くて、11月でも飛んでいます。
気温が低くなると、暖かな日溜りで過ごすようです。
イトトンボとしては大型で目立ち、動きがそれほど俊敏ではないせいか、
最近は数が少なくなり、今年はこれが初めての出会いです。
メタリックグリーンの体色が印象的で、雌のお尻は膨らむのが特徴です。
若干だらしがない感じで、翅を斜めに広げて静止をしているので、
頭から腹の先まで、ピントが合うようにしながら、
全身が美しく見える構図を探すのに、やや苦労をしました。

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