-
#2021 可愛さ満載
数年前に、仲間がオオタカに追いかけられたことで、
池にいたゴイサギたちは、一気に姿を消してしまいましたが、
最近になり、ようやく戻りつつあるようです。
美味しそうな魚でもいるのか、水面を凝視したままで動きません。
まんまるい目や、後頭部からピョンと飛び出た冠羽、
傾げた小首など、可愛さが満載です。
背景はメタセコイアで、葉の緑色が少なくなりました。
遅れた秋を取り戻すかのように、木々の色づきが進んでいます。

写真をクリックすると拡大します
-
#2022 ウルトラC
ホシホウジャクという蛾が、タカアザミに来ていました。
ホースのように長い口を持ち、ホバリングの能力が高くて、
蜜の好き嫌いもそれほどないのか、いろいろな花を訪れます。
この虫の冬の越し方は、あまり明らかにされていません。
幼虫がいたとか蛹を見たなどと、さまざまな情報があるようですが、
成虫で過ごすことが多いのではないかと、個人的には思います。
橙色の模様が派手ですが、翅を閉じると全身が茶色になるので、
越冬をして動かずにいると、目につきにくいのかもしれません。

写真をクリックすると拡大します
-
#2023 東京では40年ぶり
最高気温がふた桁まで上がらずに、日中でも8℃でした。
11月中旬の東京では、40年ぶりという寒さです。
こうなると、前世がナマケモノである本領を発揮して、
たまに時計を見るものの、布団から出られません。
暖かな日々が続いていたので、多くの植物はのんびりとしていて、
遅ればせながら、ようやく池のほとりが黄色くなりました。
昨年に比べると、半月ほど季節がずれています。
この冷え込みを境に、他の木々の色づきも進むかもしれません。
自分のことは棚に上げて、イロハモミジも動き始めて欲しいです。

写真をクリックすると拡大します
-
#2024 秋ではなくて
いまの時期でも、20℃くらいまで上がる晴れた日には、
越冬をするイトトンボが、ふらふらと飛んでいることがあります。
こちらはホソミイトトンボで、日光浴をしていました。
やはり暖まりに来たちいさな虫を、捕えて食べるようです。
イロハモミジは、ようやく一部が色づき始めましたが、
ほとんどは、まだ青々としています。
11月も下旬だというのに、このような状態では、
見頃が来年にずれ込む木も、そこそこありそうです。
そのうちに、紅葉狩りは冬の風物詩になるのかもしれません。

写真をクリックすると拡大します
-
#2025 やや不気味かも
ニシキギに、たくさんの実がつきました。
大きさは5ミリほどで、熟すと朱色の種子が出てきます。
まさに果皮が割れつつあるものを選んで、撮影をします。
左右の葉が翼のようで、可愛いらしく感じたのですが、
ファインダーを覗いているうちに、不気味にも思えてきました。
眼みたいに見えるのが、よくないのかもしれません。
もうしばらくすると萎びてきて、食べ頃になります。
シジュウカラやメジロなど、小鳥たちが訪れるはずです。

写真をクリックすると拡大します
-
#2026 秋が来ないまま
12月を目前にして、ようやく少し寒くなりました。
ほとんど秋がないままに、冬になりそうです。
四季のそれぞれには、季節を象徴する雲がありますが、
この数年は、夏の入道雲をあまり見ていなくて、
感動的なうろこ雲にも、かつてほどには出会いません。
春夏秋冬のバランスが崩れてきて、久しくなりました。
我が家のあたりの自然も、かなり変化をして、
空の様子も、昔よりもメリハリがないように感じます。

写真をクリックすると拡大します
-
#2027 逞しいインコ
ワカケホンセイインコが、この冬も姿を現しました。
尾羽も含めると40センチ以上はある感じで、迫力があります。
インドが原産地で、もともとはペットで飼われていたものが、
逃げたか放したのか、いまでは自然で繁殖をしています。
外来種ならではの逞しさで、日本の寒さも問題がないようです。
今年は30羽ほどの、そこそこの群れで来て、
細い枝の上を巧みに歩きながら、エノキの実をついばんでいます。
池にこぼれ落ちたものを、カルガモが喜んで食べていました。

写真をクリックすると拡大します
-
#2028 黒いドット
ムラサキシジミは、成虫で冬を越します。
暖かい日には、日光浴をするために出てくることがあるので、
自分と同じく、眠りが浅いのかもしれません。
翅の裏の模様は、通常はコントラストが低くて地味ですが、
これほどまでにドットが黒くて明瞭なものは、初めて見ました。
メリハリが強いので、保護色としての効果は薄いかもしれません。
公園の散策を長く続けていると、たとえ見慣れた蝶でも、
やや異なる感じの個体に出会えたりして、それもまた楽しみです。

写真をクリックすると拡大します
-
#2029 水面のキャンバス
季節外れの暖かさが続いて、師走とは思えません。
イロハモミジも、さすがに色づき始めましたが、
すでに全体が赤くなり、あとは散るだけの木がある一方で、
まだ緑のままという、のんびり屋さんもたくさんいます。
来週からは、ようやく平年並みの寒さになるそうなので、
これまでの遅れを、一気に取り戻して欲しいです。
風が吹くと池の水面が揺れて、印象派の絵画のようにも見えます。
ゆらぎの大きさにより、滲みやぶれも変化をするので、
試行錯誤をしながら、シャッタースピードを決めました。

写真をクリックすると拡大します
-
#2030 西日のナンテン
いまの時期は、一年で最も日没の時刻が早くなります。
自分のように、朝寝坊を日課にしていると、
朝ごはんを食べてひと息ついたら、もう陽が沈んでいて、
すぐに晩ごはんの支度を始めるということも、めずらしくありません。
早起きをしないと、一日がまるまる台無しです。
西日を浴びて、ナンテンが輝いています。
よく歩く場所なのに、いつもは太陽の角度が違うので、
そこにあることすら気がつかずに、素通りをしていました。
やはり写真は、光と被写体でワンセットです。

写真をクリックすると拡大します
> トップページ > バックナンバー > 前ページ > 次ページ
copyright© 2013-2024 Shimpei Godo all rights reserved