■■■ 2026.6.18■■■
                #2311 半夏生で半化粧                
一年のうちで昼間が最も長い日、夏至から数えて11日目、
7月2日のあたりを、日本の雑節では半夏生と呼びます。
まさに、夏に入りかけている時期かもしれません。

その頃に咲くので名付けられたのが、ハンゲショウです。
虫を引き寄せるために、花の近くにある葉の半分を白く目立たせて、
それが白粉のように見えるので、半化粧と書かれることもあります。

林の中や日陰など、光合成が十分にできなさそうな場所では、
2色にする余裕がないのか、全体が緑のままのこともあるようです。


写真をクリックすると拡大します




■■■ 2026.6.20■■■
#2312 脱皮をしたナナフシモドキ
ワイヤーからぶら下がるのは、ナナフシモドキです。
前脚の先からお尻まで、15センチほどもあります。

左上にある透明の抜け殻は、すぐに地面に蹴り落とされました。
脱皮の痕跡があると、その近くにいると気づかれてしまうので、
外敵に狙われないように、本能的に遠くに捨てるのかもしれません。
同様の行為を、イナゴでも見たことがあります。

エダナナフシと同じ仲間で、見た目の違いは触角の長さくらいなのに、
こちらはモドキと命名されてしまい、なんだか不憫です。



写真をクリックすると拡大します




■■■ 2026.6.22■■■
#2313 好奇心
♯2307の切り株に、この春に生まれたゴイサギがいました。
大人になると、青味のある灰色と白のツートンになりますが、
雛鳥からの2年間ほどは、通称ホシゴイと呼ばれるように、
薄い茶色に星のような斑点が混じる、まるで違う姿です。

やや臆病な性格なのか、物陰に隠れていることも多いのですが、
ハシブトガラスが、この場所で気持ちよさそうに蟻浴をしていたので、
好奇心に駆られて、様子を見に来たのかもしれません。
一周ぐるりと確認をすると、急斜面を慎重に歩いて下りました。
羽があるので、飛べばいいのにと思います。



写真をクリックすると拡大します




■■■ 2026.6.24■■■
#2314 ねじれている
古くからの在来種で、万葉集にも記載があるネジバナです。
高さは20センチほどで、芝生などの陽当たりがよい場所で育ちます。

名前の通りに、ぐるぐると螺旋状に咲くことが多く、
すべての方位に均等に重みがかかり、一方に倒れるのを防ぐようです。
巻く向きの決まりはなくて、左右のどちらもあります。

遠目にはあまりそのような感じがしませんが、ラン科の植物です。
花の大きさは5ミリ程度なので、老眼だとよくわからず、
マクロレンズで拡大をして見ると、なるほどと納得をします。



写真をクリックすると拡大します




■■■ 2026.6.26■■■
#2315 今年は大喜び
昨年の梅雨は、降水量がほとんどありませんでしたが、
今年はきちんと雨が降り、キノコは大喜びです。
あちらこちらで、たくさん顔を出していますが、
どれもこれも似たようで、なかなか種類の判別ができません。

こちらは、まだ3センチほどのテングタケダマシで、
ダマさない本家との違いは、傘のイボの尖り具合くらいです。
多くの図鑑には、無毒と書いてある一方で、
最近のインターネット上では、有毒とされています。
明らかに風体が怪しいので、食べないのが正解かもしれません。



写真をクリックすると拡大します




■■■ 2026.6.28■■■
#2316 今年も1羽だけ
我が家の近くの公園には、カルガモがそこそこいますが、
子育ては、なかなか上手くいかないようです。

親鳥が産む卵の数は、10個前後はあるはずなのに、
昨年も今年も、見かけた雛はわずかに1羽だけです。
事件や事故に巻き込まれることが、以前よりも多いのだと思います。

産卵から育児まで、ここでは同じ池で行われますが、
かつてのように、たくさんの子供がいた時期に比べると、
隠れる場所が減り、外敵も増えているのかもしれません。



写真をクリックすると拡大します




■■■ 2026.6.30■■■
#2317 生理落果
昨年の梅雨は、記録的な異常気象で、
あまりに雨が降らず、自発的な生理落果が多く発生して、
かなりの数の若い柿の実を、木の下で見かけました。
6月で比べると、今年は3倍以上も降水量があるので、
いまのところ、それほど地面に落ちていません。

この1年ほどで、水不足の影響を受けた樹木がたくさんあり、
これまでに、ウェブサイトで紹介をした木々の中でも、
ガマズミを始めとして、数本が枯れています。
いつも咲いていた花が見られなくなるのは、残念なことです。



写真をクリックすると拡大します




■■■ 2026.7.2■■■
#2318 黄色い指
サギのハンティングの方法は、種類によりさまざまです。
アオサギは待ち伏せ型で、ダイサギは獲物を探しながら歩きます。
コサギは池を足でかき回して、驚いて出てきた魚を捕らえるので、
いわば、漁をする鳥と呼べるのかもしれません。

トレードマークの黄色い指は、かなり目立つため、
透明度があまりよくない水中でも、足先の位置を確認しやすそうです。
人間は箪笥や柱につまづいて、目から火花が出たりしますが、
指先に色がついていれば、自分の小指がどこにあるのか気づきやすく、
不用意にぶつけることも、少なくなるのかもしれません。



写真をクリックすると拡大します




■■■ 2026.7.4■■■
#2319 溶かして食べる
マガリケムシヒキというアブが、セスジユスリカを捕食中です。
自分よりもやや大きい相手でも、強靱な脚で捉えることが可能で、
シジミチョウを空中で捕獲できるほど、飛翔能力も優れています。

獲物に口を突き刺し、内部を溶かす液を注入して、
体外消化と呼ばれる方法で、チュウチュウと吸います。
これは意外にポピュラーな食事法で、クモやタガメなども同じです。

来世に何かの手違いで、昆虫に生まれ変わるとしても、
凍え死ぬのならば諦めますが、このように殺されるのは御免です。



写真をクリックすると拡大します




■■■ 2026.7.6■■■
#2320 溶かして食べる 2
ヤブカンゾウの花に、2匹のアブがいます。
残念ながら、仲がよさそうには見えません。

下側にいるのは、マガリケムシヒキの仲間のヒサマツムシヒキで、
より大きなウシオアブに、捕獲されてしまいました。
弱肉強食で食物連鎖の世界とはいえ、自然界は厳しいです。

全般的に昆虫は、食べているとそのことに集中をして、
周囲への注意力が薄れるようで、近づきやすくなる気がします。
考えてみれば、人間も同じかもしれません。



写真をクリックすると拡大します

ナビゲーション



copyright© 2013-2026 Shimpei Godo all rights reserved