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#2151 今年も人気者
マルタンヤンマは、7月中旬から下旬に現れるトンボです。
日中の暑い時間帯は、池のほとりの藪で休んでいて、
爆睡をしているか、指でつまめるほど近くまで寄れます。
成熟をするにつれて、翅が褐色に変化をします。
薄暗い草木の中にいると、目立たなくてよさそうです。
愛好家の間では、ブルーが基調の雄が人気のようですが、
ブラウン系で統一された雌も、シックで素敵だと思います。
あたりの雰囲気を活かしながら、自然光で写しました。

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#2152 この夏, 最も暑い日
関東地方では、今年になり最も気温が上がるというので、
公園はどのような感じだろうかと、様子を見てきました。
自動販売機があれば買い、常にペットボトルを手にしながら歩きます。
合計で4本、およそ2リットルを飲み干しましたが、
トイレに行きたくはならず、さりとて漏らしてもいないようなので、
ほとんどは、汗で出ているのかもしれません。
アオスジアゲハも、一心不乱に吸水をしていました。
この暑さの中を飛べば、喉がからからになるのは当然です。

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#2153 夕涼み
真夏の日射しを避けて、木陰で休んでいたゴイサギが、
夕方になると、三々五々と出てきました。
やはり、太陽の光は浴びたいのかもしれません。
池の倒木の上で、大人しく並んでいた幼鳥が2羽、
おもむろに向き合うと、ギャアとひと声だけ鳴き合いました。
鳥の言葉を理解ができれば、さぞや楽しいに違いありません。
100年後くらいには、科学の進歩で解明されていそうな気がしますが、
その頃に地球上に人類がいるのか、それは神のみぞ知るです。

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#2154 ようやく雨が
日本の一部の地域では、豪雨と水害で大変ですが、
我が家のあたりは、今年の梅雨はほとんど降らずに、
その後も、真夏の太陽が照りつける日々が続きました。
これだけ雨のない状態が続くと、植物からすれば死活問題で、
葉が萎れたり、変色をしているものが出ていますが、
ようやく夕立があり、なんとかひと息つけそうです。
水の中で育つヒツジグサが、いつものように咲きました。
スイレンに比べると、小柄で花びらの枚数が少なめです。

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#2155 いつも意外なところで
カミキリムシに、今年はあまりお目にかかりません。
というよりも、全体的に甲虫が少ない気がします。
この夏の暑さのせいか、それとも別の理由があるのか、
どちらにしても、やや寂しいものです。
ゴマダラカミキリとは、いつも意外なところで出会います。
地面を歩いているかと思えば、壁に貼り付いていたこともあり、
この日は、幼虫の頃から成虫まで一生涯、
なんの縁も所縁もない竹を、必死で登ろうとしていました。
触角までもが白黒模様で、なかなか素敵です。

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#2156 ちいさな猛禽類
エノキの木に何かが来ていて、小鳥たちが騒々しいです。
シルエットの大きさからすると、鳩かと思いましたが、
それにしては、背筋がピンと伸びています。
どなたかしらんと近づいてみたら、ツミでした。
体格は小柄でも、いかにも猛禽類という精悍な顔をしています。
狙う獲物は小型の鳥類や、いまが旬のセミです。
魅せられてのように、尾羽を開いて見せてくれました。
これは衣装ではなくて、もちろん自前です。

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#2157 猛暑が一段落して
8月に入り、立秋を迎えたあたりから、
体温を上回るほどの暑さは、とりあえず一段落をしました。
散歩をするのも、かつてよりも楽ですが、
それは人間だけではなくて、蚊も同じなのだと思います。
猛暑の頃は、撮影中に刺されたりはしませんでしたが、
この数日だけで、5ヶ所くらいはやられています。
あまりの高温で、血を吸う気にならずにいたものが、
気温が下がり、快適に活動ができているのかもしれません。
それはそれで、こちらとしては厄介なことです。

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#2158 夏水仙
ナツズイセンは、8月上旬から中旬にかけて咲きます。
名前にスイセンとついてはいても、同じ仲間ではありません。
ヒガンバナ科で、花の色はピンクです。
どの文献にも、中国から渡来をしたと書かれているものの、
その時期については、かなり古いということしかわかりません。
いまのところ、帰化植物に分類をされていますが、
不明なくらい、そこそこ大昔から存在をしているようなので、
もう在来種と呼んでも、ほぼ差し支えがないのかもしれません。

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#2159 熱雷
池を歩いていたら、遠くから雷鳴が聞こえます。
しばらくすると、鳥たちが騒ぎ始めて、
瞬く間に空が鉛色に塗りつぶされて、大粒の雨が降り出しました。
雷雲の本体が、頭上を通過していたのか、
30秒に1回くらい、四方八方で落雷が起きています。
バリバリドッカーンという音がすさまじくて、生きた心地がしません。
落ちるたびに、あたりの空気も振動をしている感じです。
いままでの人生で、最も恐ろしい雷でした。

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#2160 紫の要素はありませんが
夕日を浴びながら、コムラサキの雌が休んでいました。
翅の色は個体により変化があり、もう少し濃いものもいますが、
この写真のように、薄めのほうがシックで素敵かもしれません。
雄は名前の通りに、光の角度により一部が青紫色に輝いて、
外敵である鳥を驚かす、という説もあるようです。
アーカイブスの蝶の項目で、ご覧をいただけます。
我が家のあたりでは、もともとそれほど数が多くはなくて、
特に今年はあまり見かけないので、来年はどうなるのか心配です。

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