■■■ 2025.8.24■■■
                #2161 いきなりの大ピンチ                
アブラゼミの幼虫が、エノキの木を登り始めました。
明るいうちに羽化をするのは、かなり危険です。

案の定、ルリアリらしき集団に取り囲まれてしまいます。
やめてやめてと払い除けながらも、端のほうに追い詰められて、
火曜サスペンス劇場の崖か、ファイト一発のCMみたいに、
ぎりぎりのところで、なんとかしがみついていました。

蝉から出たのか、なんらかの液体が葉に溜まり、
いまのところは幸いにも、蟻の興味はそちらに向いています。


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■■■ 2025.8.25■■■
#2162 懸念通りに
あたりに何もない池の真ん中で、カイツブリが巣を作り始めました。
とんでもなく丸見えという、あまりにも無防備な場所で、
基礎の土台があるのかもわからず、浸水を防げそうな感じがしません。

つがいのもう1羽は手伝わずに、少し離れて眺めているだけです。
ここに家を建てることには、やはり懐疑的なのかもしれません。

その日の夕方から夜にかけて、大雨と強風の荒れた天気になり、
どうしているのだろうかと、翌日に様子を見に行くと、
建築中のマイホームは、やはり跡形もなく消えていました。


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■■■ 2025.8.27■■■
#2163 完熟しました
ハナイカダは、花柄が葉柄と一体化をしながら伸びて、
葉脈の途中で表面に出て、葉に花が咲いているように見えます。
雌雄異株で、雌花は基本的には一葉に一輪です。

同じところに実は成り、大きさは5ミリから7ミリほどで、
最初は緑色で、黒く変わると完熟です。
黒真珠のような丸い玉には、3個前後の種が入ります。

鳥の目につきやすい場所に置くことで、食べられる確率を高めて、
排泄物と一緒に、離れたどこかに蒔いてもらう作戦かもしれません。



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■■■ 2025.8.29■■■
#2164 日射しを避けて
公園で散歩をする人が、このところやや少ない気がします。
夏の暑さも最初の頃は新鮮で、それなりに楽しめても、
これだけ厳しくて長いとうんざりで、たぶんみなさんバテ気味なのです。

同じように虫たちも、猛暑の時間帯はよく休んでいます。
活動をしていないので、見つけにくいものの、
居場所さえわかれば、動かずにいるので撮りやすいかもしれません。

日射しを避けて、ウラギンシジミが葉陰で休憩をしていました。
翅の裏面は銀色ではありませんが、かなり綺麗な純白です。


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■■■ 2025.8.31■■■
#2165 恵みの雨
平年に比べて今年の8月は、降水量がかなり少ないです。
それでも、ごくたまに雷雲が発生することがあり、
自然の生き物たちからすれば、まさに恵みの雨になりました。

最初のうちは、気持ちよさそうに濡れていたダイサギも、
土砂降りになると、池のほとりの木の下に逃げ込みました。
叩きつける雨粒で、水面が白く見えます。

この数年は台風の動きがいままでとは違い、上陸数が少ないようです。
これもまた、地球温暖化の影響なのかもしれません。


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■■■ 2025.9.2■■■
#2166 これから延長戦
気象庁の区分けでは、9月からは秋のはずですが、
天気予報によると、これからも夏の延長戦が続きます。
今年はあまりにも暑い期間が長いので、さすがに疲れました。

それでも一歩ずつ、季節は進んでいるようです。
真夏に比べれば日射しは弱まり、空にはうろこ雲が浮かんでいます。
過ごしやすくなるまで、あともう少しの辛抱かもしれません。

このあたりでよく見かける、アオモンイトトンボです。
夕暮れが近くなると、わずかながら涼しさも感じます。


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■■■ 2025.9.4■■■
#2167 毛が生えている花
夏に咲く草花は、春ほど多くはありませんが、
気をつけながら歩いていると、いろいろと目につきます。

ガガイモは、名前にイモとついてはいても、
葉の形が似ているくらいで、芋ができるわけではありません。
直径5ミリほどの花に、たくさんの毛が生えているのは、
受粉を助けてくれる虫たちのための、足場になりそうです。

つる性の植物で、他人に巻き付きながら上へ上へと成長をします。
そのあたりは、自分も少し見習うべきでした。


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■■■ 2025.9.6■■■
#2168 水風呂に入りました
池の水面に、丸いものが浮いているので、
なんだろうと近づいてみると、ゴイサギです。
人間が肩まで湯船に浸かるように、頭だけが出ていました。
これだけ暑い日が続くと、誰でも水に入りたくなります。

しばらくすると、近くの木でひと休みです。
濡れていると情けない姿ですが、いまの季節はすぐに乾きます。

全身が羽で覆われているので、冬は暖かそうですが、
今年のような酷暑の夏は、大変に違いありません。


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■■■ 2025.9.8■■■
#2169 枯れ葉に擬態
ヤマグワの木にいるのは、アカエグリバという蛾です。
大きさは3センチくらいで、枯れ葉に擬態をしています。
葉が欠けてえぐれた感じや、葉脈も見事に表現がされているものの、
緑色のところにいては、かなり目立つかもしれません。

頭が下側で、逆立ちをしている状態です。
突き出た顔の丸い眼や細い脚など、よく見ると可愛い気もします。

昼間はほとんど動かなくて、近づいても逃げないので、
見つけることさえできれば、時間をかけて撮り放題です。



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■■■ 2025.9.10■■■
#2170 小枝に擬態
ツマキシャチホコが、橋の欄干にいました。
大きさが4センチほどの蛾で、左端が頭で右がお尻になります。
当人にはその意識があるのか、よくわかりませんが、
折れた小枝に擬態をしているみたいで、なかなかの完成度です。

成虫になると、世間から身を隠すように暮らしますが、
幼虫の頃は、黒と橙色という派手なケムシで、
なおかつ集団で行動をするために、目立ちまくりです。
豹変ぶりをご覧いただきたいものの、そこそこ気色が悪いので、
イモムシ時代の写真は、ここには載せないことにしました。


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