■■■ 2025.9.12■■■
                #2171 まだ続く夏                
前線が通過をして、暑さが少しだけ和らぎました。
このまま秋になればと思いますが、そう上手くはいかないようです。

気温が多少は下がりましたが、それでも33℃まで上がります。
平年の9月中旬は28℃くらいなので、5℃も高い状態です。

薄暗い林の中に、全身を黒で纏めたハグロトンボがいます。
最近はあまり見かけなくて、今年も2回しかお目にかかれていません。
産卵場所にしている川の改修工事は、数年前に終わりましたが、
その後も数が戻らないので、来年はどうなるのだろうかと心配です。


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■■■ 2025.9.14■■■
#2172 夏の一日花
いまの季節を代表する花のひとつ、ノカンゾウです。
いかにもユリ科の植物という感じで、立派で見栄えがしますが、
朝に咲いたら夕方には萎れて、もうそれで終わりなので、
SDGsに反しているようで、勿体ない気がしてなりません。

ニッコウキスゲと同じ仲間で、見た目が似ていますが、
赤味が強くて橙色で、花びらの中央にある黄色い線が特徴です。

そこそこ背丈があり、横から眺める姿も美しいのですが、
ここでは、ほぼ真上から写してみました。


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■■■ 2025.9.16■■■
#2173 仲間ができました
2年ほど前に、オオタカに狙われて怪我をしてからは、
群れに入れてもらえず、いつも1羽でいるカルガモがいますが、
最近になり、ようやく仲間ができたようです。

かつてはぽつんとひとりで、あまり元気がない感じでしたが、
気のせいか、このところ生き生きとしています。
これからも、仲良く一緒にいて欲しいものです。

もう来月の中旬には、越冬をするカモたちが北から訪れます。
なんだか知りませんが、月日の過ぎるのが早いです。


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■■■ 2025.9.18■■■
#2174 天狗透翅
大きさが1センチほどの虫、テングスケバがいました。
鼻が伸びたような顔がテング、翅が透けているのでスケバという、
これというひねりもない、そのまんまの名前です。

背中の縞や目玉の模様など、サイケデリックな装いで、
なぜこのようないでたちをしているのだろうかと、考えさせられます。

長いこと動かずにいてくれるのは、とてもありがたいのですが、
とにかくちいさくて、ピントの位置と絞り値の設定に時間がかかり、
撮影をしていると、どどどと汗が噴き出します。



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■■■ 2025.9.20■■■
#2175 ようやく夏から秋へ
四季の変化は、普段は緩やかに進みますが、
夏と秋の境目だけは明瞭なことが多くて、今年は9月18日のようです。
19日の朝にベランダに出てみたら、やや肌寒いくらいで、
数ヶ月ぶりに、異常な暑さから解放されました。

35℃を超える猛暑日が、とんでもなく続きましたが、
自然の中で撮影をしていると、それも悪いことばかりではありません。
あまりに高温だと、さすがの蚊も動けないので、
血を吸われる恐怖を気にせずに、落ち着いてカメラを構えられます。
これからの季節のほうが、虫除けの必要性が高まりそうです。


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■■■ 2025.9.22■■■
#2176 夏が過ぎて
キアゲハが、遅咲きのヒマワリに来ました。
よく見るとぼろぼろなのは、暑い夏を羽ばたき続けてきた証です。
それでもまだ元気に、蜜を求めて活動をしています。

この程度の傷み具合であれば、生きていく上での問題はありません。
後ろ翅の片方や、全体の半分が欠けたとしても、
多くの蝶は飛翔能力が高いので、そこそこ飛ぶことができます。

気がつけば、もう9月も下旬になりました。
秋の花や虫に出遭う機会が、これからは増えそうです。


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■■■ 2025.9.24■■■
#2177 ようやく甲羅干し
この夏は、記録的な暑さが続いたことで、
自然で暮らす生き物たちも、苦労をしていたようです。

ミシシッピアカミミガメも、何も考えずに陸に上がると、
体が甲羅で囲まれているために、内部に熱が籠もり、
さらに灼熱の太陽の光を受けてしまうと、焼き亀になりかねません。
そのため池からは出ないで、水面でぷかぷかと浮いていました。

最近は気温がやや下がり、日射しもさほどではないので、
気持ちよさそうに、日光浴をしています。


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■■■ 2025.9.26■■■
#2178 堕落をしているような
ひさしぶりに、カイツブリの親子を見かけました。
卵はたくさん産んだはずなのに、雛は1羽だけです。
この池は外敵が多くて、なかなか生き残れないのかもしれません。

子供はお腹がすいているようで、ピイピイと鳴きながら、
情けない顔で訴えるものの、無視をされています。
そのうちに釣り人が現れると、親鳥は一目散に猛ダッシュ。
おこぼれをいただくつもりが、いつもの人ではないらしくて貰えません。
なんでくれないのだろうかと、困惑をしていましたが、
そもそも、魚は自分で捕るべきなのです。


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■■■ 2025.9.28■■■
#2179 やや太めの子
このウェブサイトでは恒例の、秋のイモムシシリーズ。
少なからぬ方々には不評のようで、心苦しいのですが、
とりあえず今年も2匹、ご紹介をさせていただければと思います。

まずはキイロスズメという蛾の幼虫で、背中のほうから写しました。
体長は10センチもあり、一見するとウインナーに近いかもしれません。
体色はグリーンとブラウンがあり、こちらは後者で、
先入観を持たずに見れば、高級ブランドのデザインという感じもします。
大好きなヤマノイモの細い蔓を、ちいさな腹脚を上手に使い、
巨体を支えながら移動をするさまは、まるでサーカスの綱渡りです。


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■■■ 2025.9.30■■■
#2180 かなりスリムな子
2匹目にご紹介をするのは、オオウンモンクチバの幼虫です。
体長は5センチほどと、そこそこ目立つ大きさがあり、
ピンと背筋を伸ばしているので、とても姿勢がよく見えます。

ぴたりと枝に沿いながら、身を隠そうとしているのかもしれませんが、
その部分だけが太くなり、そもそも色が違うので、
擬態のつもりならば、あまり上手ではない気がします。

蛾のイモムシの腹脚の数は、5対で10本が主流とされていますが、
ヤガの仲間は、お尻の先の尾脚も含めて3対で6本です。


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