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#2181 ランウェイ
あまりの暑さに、夏の間はだるそうにしていた鳥たちも、
気温が下がり、ひと息つけている感じです。
コサギは指だけが黄色で、足首までは黒いはずが、
まだ若いうちは、まだらになることがあるようです。
もう少し成長をすれば、綺麗に2色に分かれると思います。
カメラを向けたら、こちらに気がついたのか、
ランウェイのモデルさんみたいに、颯爽と歩き始めました。
もしかすると、スタイルに自信があるのかもしれません。

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#2182 お洒落で素敵
このあたりに棲むトンボは、全体的に年々減少していますが、
コノシメトンボは、逆に若干増えているようです。
翅の端にある濃い褐色が、お洒落な感じで、
お腹の黒い紋様を、熨斗目に見立てたネーミングも素敵です。
やや暗い池のほとりの枝先で、よく静止をしています。
人間のことを、どう考えているのか知りませんが、
近づいても、ほとんど逃げないので、
好きな角度から自由に撮影ができて、ありがたいことです。

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#2183 たぶんこれからも
なんとなく夏が終わり、たぶんもう秋です。
この数年は、経験をしたことがない異常気象が続くようになり、
昨年あたりからは、特にひどいと思います。
せめてもの慰めとしては、台風に見舞われなくなりました。
いま太平洋上にある22号は、今年の中では最も危険な感じがしますが、
直近の進路予測によると、やはり日本には上陸をしなさそうです。
一時的な異変なのか、それとも今後はこれが普通になるのか、
さして根拠はありませんが、どうも後者のような気がします。

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#2184 絞り開放で
笹の葉で休んでいたのは、ヒカゲチョウです。
翅の色が薄くて、触角もよれているところを見ると、
羽化をしてから、まだ間がないのかもしれません。
そうだとすれば、動かずにいてくれるので、
かなり近づいて、時間をかけて撮影ができます。
マクロレンズで写す時は、やや絞ることが多いのですが、
ここでは柔らかな感じにするために、開放で撮ります。
その一方で、被写界深度は浅くなるので、
蝶全体がシャープになるように、アングルを慎重に決めました。

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#2185 微妙な距離
いまの時期は、カルガモはグループで行動をしています。
この日も、みんなでいつも休憩をする場所に来ましたが、
すでに珍客がいるので、池から上がれません。
どいてもらう交渉をするために、代表の1羽が向かいますが、
やはり恐いのか、どうしてもある一線を越えることができなくて、
微妙な距離が、なかなか縮まらないようです。
しばらくして、日光浴を終えたスッポンが水中に戻ると、
カモたちはようやく、それぞれが好きなところに落ち着きました。

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#2186 涼しくはなりましたが
気温が下がり、屋外での活動がしやすくなるのかと思いきや、
むしろその逆で、暑い頃のほうが楽かもしれません。
猛暑の間は姿を見せずにいた蚊が、ここぞとばかりに出てきます。
きちんと虫除けを塗れば、ほぼ刺されないものの、
とにかく目障りで、撮影時の集中力が途切れてしまうのです。
このあたりではめずらしい、アオイトトンボがいました。
白い粉のようなものが、胸の部分に出ているので、
よく似ているオオアオイトトンボと、見分けることができます。

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#2187 越夏をしたオナガガモ
ひさしぶりに、オナガガモに出会いました。
こちらは雌ですが、雄もどこかにいるのかもしれません。
いつもであれば、冬が終わると北へと旅立つはずが、
ゴールデンウィークの後も、ひと組のつがいが居残りました。
それからの行動は、きちんと把握ができていませんが、
どうやらいままで、どこか近くで過ごしていたようです。
この夏の猛暑のせいか、なんとなく痩せている感じがします。
ひとりで心細いのか、カルガモと一緒に泳いでいました。

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#2188 懐かしのジュズダマ
かつては、どこにでも生えていたジュズダマですが、
このところ、ほとんど見かけなくなりました。
子供の頃に、茶色や黒に色づいた玉の部分を集めては、
繋げて首飾り的なものを作り、遊んだ記憶があります。
丸く膨らんだ内部には、複数の雌花があり、
白い紐みたいに出ているのが、雌しべにあたる部分になります。
本来であれば、自家受粉を避けるために、
黄色い雄花よりも先に出て、すでに枯れているはずが、
ここではなぜか、ほとんど同時です。

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#2189 頭を隠して
暑い暑いと大騒ぎをしていた日々が、まるで嘘のように、
このところは、涼しいどころか寒いくらいです。
気温の変化は、緩やかにお願いできればと思いますが、
自然というものは、微調節や融通が効かないのかもしれません。
イヌタデの花に、ウラナミシジミがいます。
夏から秋にかけて、近年はよく見かけるようになりました。
目玉みたいな模様と、触角に似せた突起を動かすことで、
こちらが頭だよと、アピールをしているようです。
翅が破れても、体が安全ならばよいのかもしれません。

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#2190 二年成り
今年の猛暑と少雨には、植物たちも苦労をしたことと思います。
この秋の実りは、全体的にはまずまずの感じがするものの、
まるでゼロという木も、少なからずあるようです。
クヌギの場合は、二年成りと呼ばれる独特なスタイルで、
いまドングリの形をしているのは、昨年の花が結実をしたものなので、
この夏の影響はあまり受けずに、平年並みの数はありそうです。
ここで冬を越すキンクロハジロは、これを楽しみに来ています。
もし十分に食べる量がないと、落胆をするかもしれません。

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